棒針4本

棒針4本を使って、輪編みで作る方法をご紹介します。

乳癌の手術後に使う手編みのパッドです。とても柔らかくできるので、術後直後の傷口が落ち着かない方等、患部が気になる方におすすめです。パッドで形を綺麗に補正したい場合、柔らかすぎて形が変わりやすいかもしれません。その場合は、表をかぎ針で編むハイブリッドをお勧めしています。

動画で見てみる

表の編み方

裏の編み方

編んでいる途中に出来上がりサイズを割り出す方法でPDFが違っていますが、作り方は同じです。

どちらも、編み手のゲージや毛糸の太さで変わってきますので、もしたくさん作りたい場合は一度長さを測る方法で作ってみて、長さが自分に合うかご確認ください。

棒針2本との編み方の違い

  • 輪編みという技法を使います。これは3本の棒針を輪のようにしてグルグルと周回しながら編む方法です。
  • 2本と比べて、3辺の模様(減らし目・増し目が同じ)が同じになります。2本の場合、閉じたところが若干違って見える場合があります。
  • ほとんどが表メリヤス編みになるので、裏メリヤス編みが苦手な方にはお勧めです。棒針を持ち帰る手間がかかります。

画像は長さを割り出す方法です。

厚みを変えたい

付けてみて、大きさは合うのに、山の高さがイマイチ……と言う場合は、表の増し目の回数を変えましょう。

簡単に言うと、増し目の回数が少ないと尖り、回数を増やすとなだらかになります。

項目作り方
山を尖らせたい増し目をする段としない段を繰り返します。増し目をしない段を増やすことで尖っていきますが、バランスの良い山にするには、増し目をしない段を全体で10段分増やすとすると、一度に10段増し目無し段を増やすのではなく所々に増やします。
なだらかにしたい増し目を行う目の手前で増し目をします。これを増し目を1回の段と2回の段を繰り返すことでなだらかになります。よりなだらかにしたい場合は、1回の段、2回の段、2回の段と増やします。
/virtual/ninin/public_html/chiapai.happy.nu/data/pages/棒針4本.txt · 最終更新: 2019/05/18 11:46 by ninita